3つの要素が良い土を作る

美味しく・丈夫な作物を作るためには、良い土で育てなければなりません。

では、良い土とはどのようなものでしょうか?

かつての土壌研究では、豊かな土の要素として、

A:窒素、リン酸、カリ等の含有量を基準とする土壌の「化学性」
B:保水力、水はけ、土の硬さなどを基準とする土壌の「物理性」

の2点が重要視されてきました。

しかし、昨今ではこれらに加え、

C:土の中に生息する微生物のバランス(種類や量・活発性等)を基準とする土壌の「生物性」

という指標がそこに加わるようになりました。

実際に、生物性のバランスが良い土地においては、農産物の糖度が高く、ミネラルをはじめとする微量成分に富み、えぐみのもとである硝酸態窒素が残りにくいというデータが出ています。

また、北海道で長年農業を続ける人々に、
「良い土(何を育ててもよく育つ・連作しても不思議と障害が起こらない・天候不順でもそれなりに育つような土)」と
「悪い土(何を育ててもうまく育たない・連作すればすぐに障害が起こる・天候不順になるとその影響をもろに受けるような土)」
を分別してもらい、それらの土壌に含まれる微生物量や活発性を調べてみると、見事に「良い土」では微生物のバランスが良く活性が高い、「悪い土」では微生物のバランスが偏り活性が低いという結果が発表されました。

さらに生物性を基準に土を育てると残りの2要素が後追いで高水準に保たれていくのです。
それはなぜか?微生物は有機物を分解する過程で粘液を出して土を団粒構造(小さな団子状)にしていきます。団粒構造が出来ると土は軟らかく、保水力を持ち、水はけがよくなります。
また、有機物のままでは植物の栄養源にはなりませんが土の中の微生物が有機物を分解することにより有機物が無機化していき、植物の栄養源となるのです。

つまり、「生物性」の向上こそが「良い土・豊かな土」を作り出す大事なキーワードになっているのです。

ところがこれまでの農業において、「生物性」はほとんど軽視され、「化学性」がとりわけ強調されてきたことにより、化学肥料や農薬を大量使用した手法が農家の間に広がっていました。ところが農薬・化学肥料の使用が、土壌内の微生物を弱らせ、死なせていたのです。これらの薬剤の多投が、実は痩せた土地へと変貌させていく大きな要因となっていたのです。
最新の研究でも、有機農業を続けた年数の長い農地ほど生息する微生物が多様で、活性が高いことが分かっています。

このような旧来の反省を活かし、現在では「生物性」を向上させる農業の手法が人気を持ち始めています。

「納豆菌の力」は、微生物でもっとも重要な役割を担うバシラス菌を土壌内に散布し、土壌の「生物性」を効率的に向上させる秘密兵器として、数々の農園がその使用を始めています。そして、実際に多数の農園で作物の生産性や品質向上といった驚くべき結果を出しているのです。

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*バシラス属菌のことを便宜上『納豆菌』と呼んでいます。
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